ぱるねこ日記

SUBシステムを入れた猫

2019年7月31日、パールは急性骨髄性白血病で亡くなりました。
1歳7ヶ月という短い命を、精一杯、生き抜きました。自慢の猫です。
パールが毛皮を着替えてもどってくるまで飼い主は待ってます。

手術まで⑫手術へ

4月28日 昼


迷いつつも無事にB病院へ到着。
待合室にはたくさんの人猫犬。びっくりした。
連休中に開いてるって本当に助かりますね。

受付で名前とA病院から来たことを伝えると
「あぁ、パールちゃんですね」と、話が通っている様子。
そこまで待つことなく診察室へと案内されました。


まずはこれまでの経緯を説明。
ここでもエコー検査をさせて欲しい、とのことでした。
(先生はみんな自分の目でエコー画像見たいんですね)
あとは手術しても大丈夫かどうかを判断するために別項目の血液検査をしたい、と。
血が止まりにくくないか、貧血じゃないか、とかを見るらしい。

いったんパールをあずけて待合室へ。


19-05-19-15-58-26-116_deco
かわいいパール。


検査の結果、3つの選択肢を提示されました。


1. SUBシステムを両側に入れる。
術後、腎臓が機能していない場合は透析治療を実施する。

2. 腎ろうチューブを入れて尿が出るかを確認する。
腎臓が機能していればSUBシステムを両側に入れる。

3. 点滴でもう少し頑張ってみる。


3はもう考えていないため、1か2になる。

結局のところSUBシステムしか術はないけれど、
入れたところで腎臓が機能していなければ意味がない。
ただ、現段階では腎臓が機能しているかを確認できない。

分からない状態でSUBシステムを入れてしまうか(1)
腎臓が生きていることを確認してから
SUBシステムを入れるか(2)、ということでした。

2は直接腎臓にチューブを刺して尿を抜き取るため、腎臓の圧を逃がすことはできるが、
麻酔が必要で急性腎不全のリスクもある。あくまで時間稼ぎでしかない。


であれば効率の良い1=即座のSUBシステム手術をお願いすることとしました。


ここからは万が一の話。
術後、腎臓が死んでしまっていた場合は人工透析が必要になる。
若い猫ちゃんの場合、集中的に透析をして
腎臓を休ませてあげることで、腎機能が復活する可能性があるらしい。
ただ、それなりに金額がかかる。

もし腎機能が復活しなかった場合、
週に3~4回の透析で命をつなぐことはできるが、
月に60万程かかる。
そんな猫ちゃんは飼えない、見守るしかない。

そんな説明をしてくださいました。


手術がうまくいくこと、腎臓が死んでいないこと。
あとは祈ることしかできない。

がんばれパール。



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手術まで⑪B病院への転院

4月28日 朝


転院の相談をしにA病院へと向かいました。
診察室へ入ると、まずはパールの状態の説明から。

・BUN >140.0 判定不能 →  >140.0 判定不能(基準値:17.6~32.8)
・Cre 11.21 → 12.79(基準値:0.8~1.8)
・Na 151 → 146.8(基準値:147~156)
・K 7.0 → 5.40(基準値:3.4~4.6)
・Cl 121 → 115.8(基準値:107~120)

一番気がかりだったカリウムの数値が下がっており一安心。
尿管を動かす薬も投与してくれたようで、それが効いたのかな?
(先生曰く、その薬の効果の有無は正直微妙なところらしい…)

右の腎臓の拡張も少しだけおさまっているようでした。
エコー写真には尿管の石も写っていました。
石の手前で尿管の拡張が確認できるため、
おそらくここで流れが悪くなっているのでしょう、と。


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ごろごろパール。


今日明日で手術できる病院(B病院)が見つかったため
転院したい旨を伝えたところ、転院の最終確認として
先生から直接B病院へと連絡を入れてくださいました。

今から受け入れ可能とのことで、正式に転院決定。

なんとかギリギリ午前中には到着できそう。
パールを連れてB病院へと向かいました。

一晩ぶりに見るパール、元気そうだった。安心した。



ちなみに、A病院では入院の前金として5万円を支払っていました。
検査代と一泊の入院代だけであれば5万はかからないはず。
少なくとも1万は返ってくるかな、なんて淡い期待を抱いていたら、
まさかの足がでてました。追加の支払い。ひぇーー。

もし5/1まで入院して、手術(何度も言うが相場の2倍の額)して、
術後1週間入院して退院…ってなってた場合!!

総額いくらよ!!!と、かなり冷や汗ものでした。
まぁ、しょうがないんだけど。それにしても高い病院だった。

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手術まで⑩病院さがし

4月27日 夕方

A病院からの帰り道、ずっとネット検索をしていました。

SUBシステム手術ができて、GW中でも開いていて、
願わくば家からそんなに遠くない病院。


幸運にもそんな理想的な病院が見つかりました。


あとは5/1より前に手術ができるかどうか。
内科療法を続けつつ、状況に応じて手術に切り替える対応ができるかどうか。
金額的にも相場(A病院の半額)でできるかどうか。

早速、電話で確認しました。


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うっとりパール。膝の上からこういう顔で見上げられると動けなくなる。


電話口では血液検査の数値や、
現在までの状況を詳しく聞かれました。


4/30は休みだが、明日4/28の午後か明後日4/29の夜であれば手術できる。
金額は手術~退院までを含めてA病院の半分の額。
やっぱりこれが相場だよね。。。


明日、できれば午前中に来てください。
病院内でも共有しておきますので。


よかった、ほんとうによかった。
手術できる病院(B病院とします)が見つかった。

すでにA病院の診察時間は終わっている。
日朝一でA病院へ向かい、転院の相談をしよう。


パールは大丈夫だろうか。悪化してないだろうか。
容体が急変すれば病院から電話がくる。
着信音量を最大に設定した。

お風呂に入っていても携帯が気になって落ち着かない。
寝ようとしても30分ごとに目が覚める。

万が一のことはないだろうか。
2日連続であちこち連れ回して、たくさん検査して
ものすごいストレスを与えてしまった。
ちゃんと眠れてるだろうか。苦しんでないだろうか。
内科療法にかけてみたのは間違いだったんだろうか。


かかりつけ病院の先生が
「内科療法を続けるとなると、精神的にとても辛いですよ」
と言っていた意味がようやく分かった。


寝室のドアのところにパールがいる気がするけど、いるわけがない。
パールの鳴き声が聞こえる気がするけど、聞こえるわけがない。

こんな精神状態で過ごすのはムリだ。一晩ですらこんな状態になる。

5/1までなんて到底ムリな話だった。
パールがもつかどうか以前に、わたしがもたない。

パールのいない生活は考えられない。
このまま見守るなんてできない。生きて欲しい。


手術をしよう。

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プロフィール

パールの飼い主

パール
2017年12月生まれ
ベンガル♀
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2019年4月末、1歳4ヵ月でSUBシステム手術をしました。

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