August 2019
帰ってきた頭痛。夏期休暇中は頭痛にならなかったのに、仕事がはじまり早々に頭痛。緊張性のものなんだろうな、とあらためて実感。
昔は頭が痛くなる意味すら分からず、母親が頭痛もちでしょっちゅう「頭いたい」と言っていたのを「なんで頭なんて痛くなるんだ」と思っていたのに。
わたしも立派な頭痛もちになりました。血は争えない。
最近はずっと猫のことばかり考えてます。
外を歩くときは猫をさがしてるし、通勤の電車のなかで猫(おもにベンガル)の画像検索してるし、お昼休み中は猫ブログ読んだりしてるし、夜寝る前はパールの写真や動画を延々と見たりしてます。
で、やっぱりパールがいちばんかわいいな、なんて思いながら眠りについてます。
かわいいっていうか、ただかわいいってだけじゃなくて、むかつく顔してるところが好き。生意気な顔してる猫。なんとも言えないいい表情をみせるんです。
わたしの一目惚れでした。
夫を見ていると、ペット亡き後の心情や行動って人によってこうも違うものかと考えさせられます。夫はパールの写真のみならず、猫全般の写真を見ることを避けてます。いっぽうわたしは、パールが亡くなった翌日からパールの写真を見続けてます。人によって違うのは当たり前なんだけど、こうも違うものなんだな、と。
わたしは実家でも猫を飼っていたので、子供の頃から今までに、パールを含めて4匹の猫たちとの別れを経験してます。
わたしが生まれる前からいた三毛猫のミー
三毛猫ミーが亡くなってからきた白猫のシロ
白猫シロが亡くなってからきたキジトラのミー
(猫といえば ミー と名付ける祖父...)
そしてパール
自分の意思で自分で責任をもって飼ったのはパールがはじめてだし、こんなに若くして苦しんで亡くなったのもパールがはじめて、最期を看取ったのもパールがはじめてだから特別な思い入れはあります。でも、どの子も好きだったし、それぞれ思い出がある。悲しさに差はないです。
ただ、幼い頃からの経験で生き物と暮らすことがどういうことか、必ず別れがくるものだということを、わりと冷静に受け入れていて、割りきっている部分があるのかもしれません。
夫にとってのパールは、はじめて飼った猫で、はじめて飼ったペットでした。そのあたりも関係してるのかな。
わたしのほうが身近な生き物の死に慣れているとか、そういう単純な話ではなくて(そまそも慣れることなんて絶対にない)、死への向き合い方に正解も不正解もなく、それぞれのやり方を探しつつ、それぞれに必要な時間をかけて向き合えばいい、そう思うし、そうする他にない。
今日はクリーム色のきれいな猫に出会いました。近寄ったら「にゃあ」ってないて、わたしは満足。猫を失った寂しさは猫でしかうめられない。そういうタイプのようです。
毎日暑い、そんななか夏期休暇。
パールがどうなるか分からなかったこともあり、特に予定をたてておらず、遠出することもなく。近場に買い物へいったり、外食したり、家でごろごろ、そんな感じの毎日。
ひとたび家を出れば暑い、何をするにも暑い、二言目には暑い。いつまで続くのやら。
一昨日、昨日は映画を観てました。
もともと映画はよく観るほうだと思います。学生の頃が一番観てたかな。時間があるって素敵なことです。
今は悲しいかな、さすがにそんな時間もなく、一人で休みの日に2~3本とか。そのていど。3本目あたりから頭痛がするんですよね。あいだにライトなものをはさめば大丈夫なんだろけど、一人だとどうしても観たいものを立て続けに観てしまうので頭痛コース確定です。
ちなみに「趣味は映画鑑賞です」ではないです。これは趣味ではない。
この2日間で観た映画を観た順に感想を。といいつつ必ずしも映画そのものにかんする感想ではありません。
観たいと思ってて忘れてたやつ。なかなかにおもしろい。人におすすめできる映画。えっ?これで終わり?という終わり方。思ってたジャンルと違っただけ、ただそれだけのこと。
◆ジュラシック・ワールド
途中で気がついた。これ観たことある。内容忘れてるけど知ってるシーンが多かった。金曜ロードショーとかでちらっと見たのかな。何も考えずに見ればいい。むしろ考えて見たらダメだ。なので、スリー・ビルボードの後の一本としては最良の選択。
◆ボヘミアン・ラプソディ
やっぱりフレディと舛添要一と上原多香子は似てる。誰にも理解してもらえないけど、そう思う。フレディの飼ってる二匹の猫がとてもかわいかった。フレディの実家にいる猫もかわいかった。パール。。。パールを膝にのせて映画を観るのが好きだった。映画を観てても頭のどこかでパールのことを考える。
◆羊の木
最後の10分?くらいで全てが台無しに。急にどうしたの。それまではおもしろかった。
◆グレイテスト・ショーマン
曲は良かった。ララランドもはまらなかったので、そういうことなんでしょう。空中ブランコの女性がスタイル良すぎて見惚れた。サーカスにフリークス、脳内ではサンタ・サングレの赤がぼんやり。フリークスといえばエレファント・マンが好き。何回も観たし、また観たい。
◆フォレスト・ガンプ
定期的に欲してしまう映画。何度でもみられるし、何度みても笑えて泣ける。それが名作ってことなんでしょうか。いや、何度もみたくない名作もあるか。ダン中尉が好き。うちの冷蔵庫にはババ・ガンプのマスコットがくっついてます。あの帽子かぶったエビのぬいぐるみ。なんと実家の冷蔵庫にもいます(わたしのお土産)。
猫ブログなんだけど、猫いない。
苦し紛れに飼い主の日常というカテゴリーを作ってみました。パールが生まれ変わるまで。
今さらではありますが、ちゃんと記録として残しておきたいので書きます。
書くことによって自分自身の気持ちの整理がつくんですよね、不思議なことに。
アウトプットするために思い出そうとする=記憶と向き合う=パールの死という現実と向き合う、これが案外良いことなのかもしれません。
亡くなる前日のパールです。
生前のパールの最後の写真となってしまいました。
ガリガリだけど、あいかわらずかわいい仕草&顔してます。
7月27日の記事にも書きましたが、26日と27日、パールはすこしだけ元気になったんです。
それまでのパールは寝てばかりだったんですが、この2日間はうろちょろしたり、ごはんもわりと食べてくれて。
「今日は調子よさそうだね」なんて話してましたが、それも長くは続かず。28日にはまたいつものパールに戻ってしまいました。
エンジェルタイムという言葉を思い出し、なんだか嫌な予感がしていました。
7月29日。亡くなる二日前。
帰宅して愕然としました。
寝てばかりなのは変わらないけど、あきらかに反応が弱くなってるような。
この日は夫が休みだったのですが、ごはんもほとんど食べてくれなかったそうです。
また一段階悪化したな、もう長くはなさそうだな。
悲しいけれど、わりと冷静にそう思いました。
7月30日。亡くなる前日。
帰宅してパールの様子を確認。前日に引き続き反応が弱い。ごはんも食べていない。
パールを抱えてごはんの前に座らせると、すこしは食べてくれてたんですが、この日はもう自力で座ることすらできず。もちろん食べることもできず。
水を飲もうと立ち上がってころんと倒れてしまったパールを見て、涙が止まりませんでした。
具合が悪くなってからは下駄箱の下がお気に入りの場所だったようで、ふらふらになりながらも、そこを目指して歩いていくパール...
貧血で熱なんかなさそうなのに、冷たいところがいいのね。
人間二人も玄関に座り込みパールの様子を見守っていました。
わたしが近づくと全力でゴロゴロいってくれるパール。離れるとゴロゴロが止まるそうです。涙が止まりません。
この日はまったく眠ることができませんでした。しょっちゅう目が覚めてしまう。
パールは夜中のうちに玄関から廊下へと移動してました。
様子を見に行くと、顔をあげてゴロゴロいってくれる。
シリンジで水をのませ、しばらく撫でては、寝るを繰り返してました。
7月31日。
明け方4時半頃までは近づくと顔をあげてゴロゴロいってくれてたのに、6時頃になると顔をあげることをしなくなりました。
呼びかけても眼球が動かない。かすかにゴロゴロは聞こえる。この時にはすでに意識が朦朧としていたのかもしれません。
動けなくなった状態でもう二三日もってくれるのかな、そうなるとオムツが必要かな、、もしくはもう限界かな...そんなことを考えていた矢先のことでした。
痩せ細った体で限界までがんばってくれました。
パールに出会ったときは10年、15年、ひょっとすると20年とか、そういった長い期間を一緒に過ごせると思ってたのに、ただただ残念でなりません。
でも最期までがんばってくれて、最期まで甘えてくれて、根性のある、かわいい自慢の猫でした。
たくさんの思い出をくれたので、その思い出を活力に、飼い主は前を向いて頑張れそうです。
パールの大好きなねこじゃらしがたくさん。
パールがじゃれつく姿が目に浮かびます。
B病院の先生にお礼がしたく、パールが亡くなった翌日に夫が電話をしたんです。
正直ここまでもつとは思わなかった、とおっしゃっていたそうです。
忙しいのに手をとめて電話対応してくださり、ありがたいですね。お花までいただいて...
このブログにもたくさんの方が訪れてくださり、励ましのあたたかい言葉をいただき、こんなに癒されるものなんだな、と感謝の気持ちでいっぱいです。
とくに、いつもパールのことを気にかけてくださっていたモモコさんには頭が下がる思いです。本当にありがとうございます。
※モモコさんは急性腎不全から奇跡の復活をとげたエリカさまと、茶色の二匹にゃん(ちゃこぼん君となっちゃん)の飼い主さんです。
献身的なお世話のお話は勉強になるし、のびのび暮らす猫たちの写真には癒されますよ。
もともとはパールの病気を通じてSUBシステムにかんする情報を発信できればいいな、同じ病気でがんばっている猫ちゃん、その飼い主さん達の情報源の足しになればいいな、そんな気持ちではじめたブログでした。
結局、SUBシステムのフラッシュ洗浄を一回もすることなく、まったく別の病気、急性骨髄性白血病で命を落としてしまいました。
まさかこんなに早く主人公がいなくなってしまうとは思いもよらず。
でも、ブログをやっていて良かったと思っています。
多くの方に闘病生活とその最期を見守ってもらって、パールはしあわせものです。
そういえば白血病と診断された日の記事も中途半端のままですね...
最後までちゃんと書きたいので、あいかわらずの不定期ですが少しずつ更新していきたいと思います。
プロフィール
パールの飼い主
パール
2017年12月生まれ
ベンガル♀
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2019年4月末、1歳4ヵ月でSUBシステム手術をしました。
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