ぱるねこ日記

SUBシステムを入れた猫

急性白血病

2019年7月31日、パールは急性骨髄性白血病で亡くなりました。
1歳7ヶ月という短い命を、精一杯、生き抜きました。自慢の猫です。
パールが毛皮を着替えてもどってくるまで飼い主は待ってます。

パールが亡くなるまでのこと(7月29日~7月31日の話)

今さらではありますが、ちゃんと記録として残しておきたいので書きます。

書くことによって自分自身の気持ちの整理がつくんですよね、不思議なことに。
アウトプットするために思い出そうとする=記憶と向き合う=パールの死という現実と向き合う、これが案外良いことなのかもしれません。


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亡くなる前日のパールです。
生前のパールの最後の写真となってしまいました。
ガリガリだけど、あいかわらずかわいい仕草&顔してます。


7月27日の記事にも書きましたが、26日と27日、パールはすこしだけ元気になったんです。

それまでのパールは寝てばかりだったんですが、この2日間はうろちょろしたり、ごはんもわりと食べてくれて。

「今日は調子よさそうだね」なんて話してましたが、それも長くは続かず。28日にはまたいつものパールに戻ってしまいました。

エンジェルタイムという言葉を思い出し、なんだか嫌な予感がしていました。


7月29日。亡くなる二日前。

帰宅して愕然としました。
寝てばかりなのは変わらないけど、あきらかに反応が弱くなってるような。
この日は夫が休みだったのですが、ごはんもほとんど食べてくれなかったそうです。

また一段階悪化したな、もう長くはなさそうだな。

悲しいけれど、わりと冷静にそう思いました。


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7月30日。亡くなる前日。

帰宅してパールの様子を確認。前日に引き続き反応が弱い。ごはんも食べていない。

パールを抱えてごはんの前に座らせると、すこしは食べてくれてたんですが、この日はもう自力で座ることすらできず。もちろん食べることもできず。
水を飲もうと立ち上がってころんと倒れてしまったパールを見て、涙が止まりませんでした。


具合が悪くなってからは下駄箱の下がお気に入りの場所だったようで、ふらふらになりながらも、そこを目指して歩いていくパール...
貧血で熱なんかなさそうなのに、冷たいところがいいのね。

人間二人も玄関に座り込みパールの様子を見守っていました。
わたしが近づくと全力でゴロゴロいってくれるパール。離れるとゴロゴロが止まるそうです。涙が止まりません。


この日はまったく眠ることができませんでした。しょっちゅう目が覚めてしまう。

パールは夜中のうちに玄関から廊下へと移動してました。
様子を見に行くと、顔をあげてゴロゴロいってくれる。
シリンジで水をのませ、しばらく撫でては、寝るを繰り返してました。


7月31日。

明け方4時半頃までは近づくと顔をあげてゴロゴロいってくれてたのに、6時頃になると顔をあげることをしなくなりました。

呼びかけても眼球が動かない。かすかにゴロゴロは聞こえる。この時にはすでに意識が朦朧としていたのかもしれません。

動けなくなった状態でもう二三日もってくれるのかな、そうなるとオムツが必要かな、、もしくはもう限界かな...そんなことを考えていた矢先のことでした。


痩せ細った体で限界までがんばってくれました。


パールに出会ったときは10年、15年、ひょっとすると20年とか、そういった長い期間を一緒に過ごせると思ってたのに、ただただ残念でなりません。

でも最期までがんばってくれて、最期まで甘えてくれて、根性のある、かわいい自慢の猫でした。


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たくさんの思い出をくれたので、その思い出を活力に、飼い主は前を向いて頑張れそうです。



パール旅立ちました

7月31日  朝


パールが旅立ちました。

わたしが出勤する30分前のことでした。


廊下で寝転がってたパールがくぅ~と甘えたような大きな声をあげたので、「どうしたの」と近寄ると、すこしして、ひきつけがはじまりました。

まるまったかと思ったら腕と足をぴーんと伸ばして、呼吸があさく、頭をうしろにそらしたり、腕をバタバタさせたり。

わたしは名前を呼びながら「苦しいね、苦しいね」と撫でることしかできませんでした。

そういった一連のうごきが止まり、ハッハッと呼吸をしたかと思うと、もう一度、腕と足をぴんと伸ばして、ふっと息をはいたような気がしました。

今思えば、それがパールの最期だったと思います。

はっきりしたことは分かりませんが、時間としては数分だったかと思います。


どこかで痙攣発作は複数回起こることがあると読んだこともあり、この時点ではまだ生きていると思っていたわたしは、パールを抱き抱えて何度も名前を呼びました。

でも、パールの目が何かを見ているようで、何も見ていない。

もう一度パールを床に寝かせて、胸や顔に耳をつけて心臓の音やら、呼吸やら、パールが生きている証拠を探そうとしたけど見つかりませんでした。

抱き抱えてみたり、床に寝かせて胸に耳をつけてみたり、泣きながら何度かそんなことを繰り返していたと思います。

治る見込みがなく苦しく辛い闘病生活が続くくらいなら、いっそのこと早く楽になったほうがいいのかな、なんて考えたこともあったけど、実際にそういう情況になると現実を受け入れることができませんでした。

まったく力の入っていないパールを抱き抱えてしばらく声をあげて泣きました。 


亡くなる前日の夜、水を飲もうと立ち上がったパールがころんと倒れました。
ふらふらで歩くこともままならない状態でした。

それなのにちゃんとトイレでおしっこをして、最期までおりこうな猫でした。

この一ヶ月間、いつどうなってもおかしくない状況で、でもパールをおいて出掛けなければいけなくて。

できることなら一人で死なせたくない。

ずっとそう思っていました。

出勤時間の30分前に大きな声でわたしを呼んで、ほんとうに最期の最期までおりこうな猫でした。

1歳7ヶ月とまだまだ若いのに、SUBシステム手術に急性白血病に病気続きで気の毒な猫でした。
最期の一ヶ月はとくに辛かったと思います。動けず苦しかったと思います。よくがんばってくれました。

病気は不運だったけど、うちにきて幸せだったって思ってくれてるかな。

そうだといいな。



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うちにきた日のパール。子猫のパール。

パールがんばってます

前回の記事から二週間もあいてしまった。
なかなかブログ更新できません。

仕事が忙しかったり、わたしの体調がいまいちだったり
パールのことが常に頭の中にあって、通常の生活をおくることすら億劫で
書くにしても考えがまとまらなかったり。

色々と御託をならべてみましたが、人間そんなに多くのことを一度にできないものだな、と。
気が休まらない状態が続いていると、なかなかね。
人間というかわたしの性格の問題ですね。キャパシティというか。


急性白血病と診断されてから三週間たちましたが、
パールはなんとか生きています。がんばってます。


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さらに体重が落ちてしまい、かなりのガリガリパールです。
ほとんど寝てばっかりの毎日ですが、昨日今日はすこし調子がよさそうです。

いつもよりは食べてくれるし、ちょろちょろ動いてます。


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まったく先のよめない状況に飼い主は少々疲れ気味です。

雨の日が続いているより、雨が降りそうで降らない日が続いているほうが
人間は精神が病みやすいそうですが、まさにそうだな、と思います。

今日のパールはどうだろうか、お留守番できてるだろうか、
苦しくなってないだろうか、わたしが帰るまで待ってくれているだろうか。

どっちつかずの状態が続いているのはすっきりせず、精神的負担が大きいです。
根本的な治療法がない状況で、どっちつかずの状態が終わる=パールの死だからそんなこと思ってはダメなんだけれど。

正直な話、疲れます。

でも、わたしが近寄るとゴロゴロいってくれるパールを撫でていると
大変で辛いのはパールなんだよな、生きようとがんばってるんだよな、わたしがそんなこと思ってちゃダメだよな、と思い直してみたり。

ずっと土日が続けばいいのに。

土日はそんなこと思わないから、やっぱりパールのそばにいてあげられない状況が
そういう思考にさせるんだろうな、そう思います。

だからって仕事やめるわけにはいかないしね。
パールのためにできることを、できる範囲内でするのみです。


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今日は隅田川の花火大会でしたね。雨がふらなくてよかったね。
我が家はテレ東の中継を見つつの晩御飯でした。
家のベランダからもちいさーーーく見えるんですが、テレビのほうが迫力ありますね。当たり前か。

二十代の頃は毎年のように花火大会いってたけど、
今やこの暑さと人混みに耐えられる気がしません笑

一週間たって

先週、病院で薬を何日分処方するかという話になったとき
先生には「3日か一週間のどちらかがいいと思う」と言われてました。

薬が効かなければ3日の命
効いたとしても一週間の命

そういう意味なのかなと思ってましたが、なんとか一週間のりきりました。

なかなか頑張ってくれてます。

毎朝出勤するときに「待っててね」と声をかけ、
帰宅し無事を確認してはほっとする、そんな毎日でした。

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チュールも飽きてしまったのか、なかなか食べないので
シーバを買ってきてあたえてみたら気に入った様子。

食は細くなったものの、食べることを完全に拒否しているわけではないので好きなようにさせてます。


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手前がシーバ、奥が腎臓のウェット。

あっち食べたりこっち食べたり。

3.7kgほどあった体重は3.0kgまで減ってしまいました。
人間で換算したら50kgの人が40kgになるんだよな...

少ししか食べてくれないので、日に日に痩せています。
背骨とかおしりまわりの骨がごつごつです。


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呼吸があさいのか、たまに体全体で息をしているような動きをみせます。

苦しそうにしてるのを見るのは辛い...でもがんばってほしい。

7月6日のこと②

B病院の先生に血液検査の結果をわたすと、
「えっ、ひどいですね」と一言。


皮肉にも腎臓の数値は基準値内でした。
SUBシステムが原因の可能性は極めて低い、と先生。

・BUN 33.7 → 26.1(基準値:17.6~32.8)
・Cre 1.99 → 1.28(基準値:0.8~1.8)

ここまで急激に貧血状態になってしまった原因をさぐるために、
もう少し詳細な血の検査をする必用があるとのことでした。
再生性か非再生性か、ようは血が作られているのか、作ることができない状態なのかを調べるって。

ひどい貧血状態なので、ほんのすこしだけ血をとるけど
危険な場合はすぐに呼びます、とのことでした。

 
「ちょっと...嫌だなぁ」


そうつぶやいていました。


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後から聞いたところ、やっぱりこの時点で白血病の可能性を疑っていたようです。

ひどい貧血と異様に高い白血球数。

そりゃそうだよね。異常だもんね。
プロフィール

パールの飼い主

パール
2017年12月生まれ
ベンガル♀
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2019年4月末、1歳4ヵ月でSUBシステム手術をしました。

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